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2024/07/09更新

登山でのクマ対策まとめ!出遭わない為にすること&出遭ってしまった時の対処方法!

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最近は熊による獣害のニュースが多いですよね。安全に登山を楽しむためには熊対策は必要不可欠です。山行中に熊と出遭わないための方法と、万が一出遭ってしまった時の対処法を状況別にまとめました。


山に登る前にすること

熊の生息地と最新の目撃情報を調べる

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まずは熊の生息地を理解することが大切です。日本にはツキノワグマとヒグマの2種類がおり、ツキノワグマは本州、四国、九州に、ヒグマは北海道に生息しています。また、事前に登る山での最新の目撃情報を調べておくことも非常に重要です。地元の情報センターや登山口施設などで情報を確認し、熊が出没しているようなら入山自体を控えることを検討してください。

熊が活発にエサを捕る時期を避ける

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熊に襲われる被害の大半は、冬眠から明けて行動を開始する4月~5月の期間と、冬眠に向けて食いだめをする9月~10月の期間に起こるとされています。その時期に登山を行う場合は、熊対策を十分に行ったうえで入山する、もしくは入山自体を控えることを検討してください。

登山者が多い山を選択する

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熊は臆病な性格の動物なので、集団でいる人間や、人の往来が多い場所は避ける傾向があります。登山者が多い山であれば、事前の目撃情報も多く、万が一熊と遭遇して襲われた場合でも、救援要請もしやすいので生還率は高まるでしょう。

登山中に熊と遭遇しないためにする対策

定期的に音を出して熊にこちらの存在を知らせる

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熊はとても臆病で人間が居ることを認識していれば避ける習性がありますが、視界が悪い場所などで、お互い接近に気づかずにばったりと遭遇するケースが多いとされています。登山中は熊鈴やホイッスル、ラジオなどを使って定期的に音を出し、自分の存在を熊に知らせましょう。グループ登山の場合は話し声なども有効ですので、他の登山者の迷惑にならない程度に、適度に会話を楽しみながら登山をするのも効果的です。

食べ物の管理をしっかりする

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熊は食べ物の匂いに寄ってきます。とくにテント泊など長時間同じ場所に留まる際は、食べ物やゴミは密閉容器に入れ、テントから離れた場所に保管しましょう。食べ物の残りカスをきちんと処理し、匂いが残らないようにすることも重要です。

人の少ない場所で単独行動をしない

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熊は臆病な動物なので、集団でいる人間や、人の往来が多い道は避ける傾向があります。また熊は夜行性なので、朝夕の日が出ていない時間帯は活発に動き回ります。あたりが暗い時間帯の単独行動は特に危険度が高まりますので、できる限り避けましょう。

熊のフンや木に爪とぎ跡を見つけたらすぐに引き返す

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登山道やその周辺に熊のフンが落ちていたり、木に熊の爪研ぎ跡などの痕跡を見つけたら、熊が近くにいる可能性が非常に高いので、周囲を警戒しながらすぐに引き返しましょう。

熊を見つけた、熊と遭遇してしまった際の対処方法

熊から目を離さず、ゆっくりと後退して距離をとる

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熊と遭遇した場合、まずは冷静になることが重要です。大声を出す、石を投げる、走って逃げるなど、熊を刺激してしまう行為は厳禁です。まだ熊がこちらに気づいていない場合は、静かにその場所から離れましょう。熊がこちらに気づいている場合は、熊から目を離さないようにゆっくりと後退し距離をとりましょう。木や大岩などの遮蔽物が熊との対角線上にくるように移動し、熊の視界から自分を消し、熊の動向を確認しながら息を潜め、熊が立ち去るのを待つことも有効な手段です。

持っているものを小出しに落とす

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熊は人間の食べ物や持ち物に強い興味を持つことがあります。持っているものを少しずつ落とし、熊の気を引き時間を稼いでいる間に距離を取りましょう。また逃げ切った後でも落とした荷物を回収しようとはしないでください。熊は執着心の強い動物なので、一度手に入れた物を奪われると、どこまでも追ってきます。

熊スプレーを使用する

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熊は人が戦って勝てる相手ではありませんので、上記の対策をしても攻撃してくる熊に対して、熊スプレーは登山者がとれる唯一の防御手段とも言えます。逃げ切れない場合に備えて熊スプレーを携帯しましょう。常に手元に持ち、使用方法を事前に確認しておくことが大切です。


最後に

登山者が山に入るということは、熊など野生動物の生息地に踏み入る行為である以上、常に一定のリスクがついて回ることを忘れないようにしましょう。その上で、彼らの生態を理解し、適切な距離を保ちながら野生動物と共存していくことが大切です。上記の対策を参考にして安全で楽しいアウトドアライフを送りましょう。


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